お便り

あとっぷ会員のみなさんへ

これから夏にかけて竹シーツがおすすめです。

竹シーツは布団の上にしくものですが、夏の暑い日には竹がひんやりしてツルツル肌ざわりが良く、何よりアトピーの人には最適なのです。

なぜかというと、薬を塗った肌がベトベトしていてそのまま布団で寝ると、ダニや自分の皮膚のカスが薬を塗った肌にくっついてるような気がして気持ち悪いのですが、竹シーツだとダニも皮膚のカスも竹シーツの下に落ちて、いつも清潔で気持ち悪くないです。

竹シーツをめくって下を見ると、布団の上に皮膚のカスがいっぱい積もっていてビックリします。
だから時々布団をはたくか、掃除機をかけてください。

竹シーツに血がついたり薬がついて汚れたら、塗れた布でふくと清潔です。

竹シーツは夏になると通販やホームセンターで売っています。

(2010.06お手紙より/ペンネーム「プリンパンダ」)

竹シーツはこちら

感謝することで何かが変わる

私は、脱ステをして7年目になりますが、今でも、年間を通じて何度か体の調子が悪いときがあります。もちろん、脱ステ直後のリバウンドのような、かなり状態の悪いところまではいかなくても、仕事に行くには、「ちょっとしんどいな」と感じている時、私は今まで、「気合や!気合でなんとかなる」と自分に言い聞かせながら、通勤していました。

「気合や!気合でなんとかなる」と言い聞かせながら、仕事をこなしている時は、これ以上調子が悪くならない為に自分の事で必死だったと思います。「これ以上悪くならないようにしないと」とか「悪くなったら仕事休まないと」、「仕事休んだら、他の皆に迷惑をかけてしまう」。こんな考えのどうどうめぐりでした。

でも、最近になって、少し考えが変わったような気がします。

簡単に言ってしまえば、調子の悪いときも良いときもなるべく笑顔で「有難う」って言えている自分がそこにいるのです。

おそらく、今までなら、特に調子の悪いときなんて、しかめっ面して、ムスッとした顔が多かったと思います。
今から考えると、そんな余裕も無い人間に、周りの同僚はどう接していいかわからなかったのだろうと、そしてそれはまた同時に、知らず知らずの内に周りの人に気を使わせていたんだとわかりました。

その根底には「アトピーで悩んでいない人にアトピーの事なんて分かってもらえるわけが無い」という考えが私の中にあったんだと思います。
確かに、アトピーで悩んでいない人にアトピーの事なんて分かってもらえるわけが無いと思います。それは、今でもそう思います。「痒さ」1つとってみても、どういった様に痒いのかその人になってみないとわからないからです。また、日常生活で困った事があってもその人でないとわからないし、同じ経験を持った人にしかわからないと思います。いや、そもそも、「理解してくれ」というのが無理なのかもしれません。

しかし、わかろうと、理解しようと、努力することはできるはずです。私の一番いけないところは、この努力する事までも捨ててしまっていた事にあると思うのです。その結果、自分一人が、もがき苦しんでいるように思えたのです。周りの人が気を使っている事も知らずに・・・。
良く考えてみれば、いつもいつも、調子の悪い時ばかりも無いのに・・・。

別に精神論的な事を書こうとは思いませんが、悪い事ばかり思っていると、本当に悪い事がやってくるように、調子が悪いからといって、いつも、しかめっ面して、ムスッとしている人間に誰が良いアドバイスをしてくれますか?

「年がら年中、笑っていろ」とは言いません。しかし、ちょっとしたことから、変えて行けば周りの人も少しずつわかってくれるはずです。そのきっかけになるのが、私の場合、人に感謝する事だったのかもしれません。

「ありがとう」この感謝の一言が、どれだけの人の心への掛け橋になるのか?
今一度、気づかされることになろうとは。
人生、まだまだ精進しないといけませんね。改めて、そう感じました。   

(2007.11メールより/福知山市 K.N)

7/21 交流会に参加して

先日ひさしぶりに交流会に参加させてもらいました。参加者で自然食のお店で夕食を楽しみながら交流するという会です。夕食をともにしながら心に残った言葉をいくつか。

「つらいときにこそ来てもらえる交流会にしたい」
元気がないときの一歩はなかなか踏み出せないこともあります。この交流会は一歩のきっかけになるかもしれません。

「ここに出てくるまでには時間が必要だった」
次回はまた新しい方の参加が増えるといいですね。
過去にわたし自身かゆいと感じて過ごした時間は何のためだったのだろうと考えたこともありました。交流会で話しをして経験を共有することでその答えに近づける気がしました。

いまはアトピーをテーマとして研究することをライフワークと考えています。それも経験を語ってくれる方、協力くださる方のおかげでなりたっています。この日も皆さんとお話しできて心を新たにすることができました。ありがとうございました!これからも交流会が発展しつづけてゆくことをこころより願っています。     
(2007.08メールより/京都府 Y.Y)

5/26のマクロビカフェの感想

マクロビは初めてでしたが、素材の味がいかされ、味付けもそんなにされていないのに美味しくて更に体にいいと・・・。
でも、私は面倒くさがり屋なので、自分で調理してというのは無理だけど、よくかんでゆっくり味わって食べるようにしたいと思いました。 (2007.07FAXより/さおり)

立ち止まってみることが、そんなに無駄なことなのか?

『アトピーが良くなるには、長い時間を必要とします。』 
これは、あとっぷの代表者でもある山下さんが、homepage上で、書かれていたことです。

実際に、私も症状が落ち着くまでには、5年以上かかりました。一番症状がひどかった時から、落ち着くまでの数年間は、『早く良くなりたい』、でも現実は、『かゆい』、『つらい』、『先生の言う通りにしているのに何で良くならないんや?』、『でも、早く良くならなければ、仕事もあるし』と言う繰り返しだった様な気がします。

しかしながら、今では、堂々めぐりをしていた時間が、実は貴重な時間だったと思うようになったのです。『何を言っているんだ。症状が落ち着いて、余裕ができたからそう思えるようになったんだよ。今、ひどいときの人が、そんなことを思うような暇も余裕もねぇよ。』 

ごもっともです。
否定をするつもりはありません。
だって、私もひどいときにこんなことを言われたら、そう言い返したでしょう。

『何を訳のわからない事を言ってやがる』

ごもっともです。
では、反対に質問したいと思います。
『早く良くなりたい』、と思って症状がメキメキと改善したでしょうか?少なくとも、私はよくならなかったです。しかし、自分の中の『あせり』は消せない。だからこそ、思うのです。

先のことを心配してもよくならないのだったら、少しは今までのことを振り返ってみようと。そして、こんな時だからこそ、振り返ってみる勇気が必要なんだと。

今、社会では年金問題をはじめ、様々な問題があります。その一つに『ニート』の問題がありますが、彼らこそ貴重な時間をすごしているのでないでしょうか? 
自分の中で、堂々めぐりをしている間は何も産まれないかもしれません。しかし、ひとたび、きっかけをつかんでしまえば、今までの苦しみを知っているだけに、大きく化ける(人間的に深みがあり、他人を思いやれる人間になれる)かもしれません。

だけど、そうなるには、悲しいかな、時間が必要なのです。今、アトピーでしんどい思いをしている人とニートと言われている人とを、一概に同じだとは、もちろん言えません。アトピーの人にはアトピーのニートの人にはニートの、それぞれ固有の問題もあると思います。

ただ、お互いに共通しているところもあると思います。現在と将来への様々な不安で、自分の考えが堂々めぐりしてしまうこと。それに対しての焦り。また、問題を解決する為には時間が掛かるということ。そして、個人差があるということ。

しかし、逆に、大きな相違点もあります。アトピーの人は、アトピーが良くなろうという目的意識が明確であることです。目的意識がはっきりしているのなら、焦ることはない。少しの間でいい。立ち止まって考えて見ませんか? 振り返って、次に行く為のヒントを探して見ませんか? 今まで持っていた焦りや不安を手放して、次のもっと大きな目標を勝ち取るために。
(2007.07メールより/京都府 K.N) 



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